香川の結婚相談所はマリッジ・コミュニケーション | Blog

４月に撮影した遺影の展覧会が昨日京都の
金戒光明寺にて開催されたので見に行きま
した。



何と２５歳から８５歳までの男女の遺影が
堂内に１０５点並んでいるのは圧巻でした。
そして隣には自分の死に対する思いのメッ
セージが全て添えられています。



とにかくすべての遺影が花結い師の手で
花で飾られ表情が輝いているのにびっく
りしました。

こちらの寺院の僧たちも観覧していて
「自分たちが今まで見てきた遺影とは
まるで違う、とにかく明るくていいで
すね。自分の親にも勧めたい」なと言
う声が聞こえてくるほどです。

まだ、皆さん生きているので遺影いう
より今を懸命に生きる進行形写真みた
いでした。

私は全てのメッセージを２時間近くか
けて読みました。夫々の人生にドラマ
と生きざまがあることがわかり勇気づ
けられました。

幼いころから家庭環境に恵まれず、愛
を知らずに育ち自死まで考えた女性が、
自律したいと、この遺影を4年前に撮影
し過去と決別しました。そして、今回
も撮影した写真がありました。

人間の顔はここまで変化するのかと驚
きました。以前の笑顔はどこか無理して
こわばっていましたが、今回の笑顔は
穏やかで柔らかでした。そのお顔に充
実した人生を送っていることがみてとれ
ました。

そしてもう一つ印象に残ったのは並ん
で置かれていた結婚が決まったカップ
ルの写真です。

男性は40代、幼いころ不治の病にかか
り医師から余命を宣告され、しかも学校
ではいじめにあい投げやりな幼少期を
送っていました。ある時、病を受け入れ
コツコツ毎日生きていると、宣告されて
ていた年齢を超え、今では仕事にもつき
ました。

結婚なんで自分には関係ないと思ってい
た彼が彼女と出会い、真剣にこの人を守
ってあげたいと思ったのでした。そして
家族を守るために強く生きることを誓っ
た写真でした。

隣にいる笑顔の女性は看護婦さん、身近
に死に触れることが多いので、死に対し
て恐怖を感じていた彼女。彼と出会い彼
を支えてあげたいと思いが湧き上がり、
生に対する強い願望を持ったのでした。

男女の引き起こす化学反応の結婚は死の
恐怖すらやわらげ乗り越えられるんだと
教えられた一日でした。

ちなみに、こちらのお寺は新撰組発祥の
お寺でした。参考までに