香川の結婚相談所はマリッジ・コミュニケーション | Blog

昨日は朝から今年90歳になる母と1日過ごしました。
昨年秋に妹が病院から住み慣れた家で過ごさせてあ
げたいと実家で介護することを決断してくれました。

家に戻った当初は、車いすで一人で歩くことなど想
像すらできない状態で、食事も誰かの解除なしには
できない状態でした。

その後、状態を見ながら少しづつお薬を減らしてい
くと目を見張るほど回復していきました。

ボーとして表情も薄かったのが、よく笑うようにな
り話も自らするようなっていきました。やはり一番
のお薬は住み慣れた家と自由に動ける環境、それに
家族の愛情だったようです。

昨日は母に、どこへ行きたいかと聞くと、お遍路の
結願時　大窪寺へ行きたいと言いました。3か月前
にも行ったのですが、その時は足が痛くて途中で参
拝を諦めました。

ところが昨日は、お寺の階段を手すりを伝いながら
登ってお参りすることができました。しかも手押し
車を押して坂も上り下りしていました。

さらに家に帰ると、元気よくほうきで庭掃除まで始
めました。1年の間にこんなに変わるのかと驚いて
しまいました。

何より私が嬉しかったのは、以前はとても恨みが強
く文句の多い人でしたが、それが嘘のように消えて
笑顔が絶えず感謝の言葉が多く出るようになりまし
た。

少し認知症にもなっていますが、それも悪くないな
と思えます。人生の最晩年で穏やかな日々をおくれ
ている母は今が一番幸せだと思えます。

妹と家族三人で馬鹿話している何気ないこんな時間
がかけがえのないひと時なのかもしれませんね。